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2014年4月21日 (月)

ウルトラセブン語録@第29話 ひとりぼっちの地球人(1968/04/21)

 ウルトラセブン第29話は「ひとりぼっちの地球人」です。プロテ星人が登場します。

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京南大学の日曜日の午後。一人の女子学生がとある研究室の前を通ると、部屋の中から怪しい物音が聞こえてきます。部屋の中に入ると、机の陰に何か得体の知れない怪物を発見、あわてて逃げ出します。その怪物は白衣を着た人間に姿を変えました。

「果てしなき宇宙の謎を求めて、今日も幾多の人工衛星が地球の周りを回っている。この年、日本のある大学が教育機関としては史上初めての科学観測衛星の打ち上げに成功した」(浦野光)

▼アンヌ

「フルハシ隊員、わかってあげなさいよ」

ウルトラ警備隊作戦室。ソガ隊員が科学雑誌を読んでいます。

ソガ「この衛星の打ち上げをリードした京南大学物理学科の偉業は、各界から高く評価され、一介の私立大学に過ぎなかった京南大学の名は一躍世論の注目を集めている。どうだ、おい。見たかこれ。すごいじゃないか!」

フルハシ「うるさいなあ。すごいのはわかっているよ」

ソガ「わかってないねえ」

アンヌ「フフフ。フルハシ隊員、わかってあげなさいよ。ねぇ、ソガくん!」

ソガ「ソガくん?ソガ君とはなんだ!君とは、ソガ君とは?えっ?キミわかってんの?」

アンヌ「ナンブサエコさん。京南大学英文科二年生、フフフッ」

ソガ「ヘヘヘ」

フルハシ「ヘンナ笑い声出すなよ」

フルハシ「で、何なの?そのサエコさんって?」

アンヌ「未来のソガ夫人。ねぇ、ソガくん!」

フルハシ「おい、ソガ!本当か!おい!」

アンヌ「10日前に婚約したんです」

フルハシ「畜生」

隊員たちが盛り上がっている中、ダンが作戦室に戻ってきました。ダンは話に参加せず、そのまま参謀室に向かいます。

ダン「秘密調査部からの資料です」

キリヤマ「うむ、それでニワ教授のことは?」

ダン「やはり偽者でした」

タケナカ「するとスパイか」

キリヤマ「そうだとして、いったいどこの国の?それにあの関係者が何のために打ち上げたんでしょう?」

タケナカ「そこだよ。第一あれは地球の科学力を遥かに超えている」

ダン「もしか、宇宙人では?」

キリヤマ「この際、衛星の内部も調査してみますか?」

タケナカ「こいつが大学の教材用という名目だけにちょっと厄介だな」

京南大学の打ち上げた観測衛星、その観測衛星の開発をしたニワ教授が怪しいようです。

ソガはサエコにニワ教授の助手のイチノミヤを救い出す計画を打ち明け、サエコにイチノミヤを呼び出すように頼みます。イチノミヤはソガとサエコの同級生でした。サエコは、イチノミヤに、ニワ教授が宇宙人の可能性があることを話をしますが、イチノミヤはその事実を知っていました。

イチノミヤ「教授が宇宙人なら、どうだというんだ」

サエコ「だったら侵略者じゃないの?」

イチノミヤ「ハッハッハッ、宇宙人といえばすぐ侵略者か。教授は違う。彼は僕の電送移動機を作ってくれた。地球の学者が見向きもしなかった電送移動の理論を、あの宇宙人だけは認めてくれたんだ」

サエコ「あなたは利用されているんだわ!あたしたちは、地球人じゃないの」

イチノミヤ「君たちに何がわかる?僕は人間を信じちゃいない。もういいからこれ以上邪魔をしないでくれ!」

▼ソガ

「感づかれたならば話はしやすい。ニワ教授とは仮の名」

ニワ教授であることが確信に変わったソガは研究室に向かいます。ニワ教授に向けて拳銃を抜くソガ。

ソガ「感づかれたのならば話はしやすい。ニワ教授とは仮の名。シリウス系第7惑星のプロテ星人というのが貴様の正体だろう」

ニワ教授「で、私がそのプロテ星人であるという証拠は?」

ソガ「貴様が打ち上げた科学衛星からプロテ星に送った超音波を逆探知したのが、最初のきっかけさ。宇宙人でもない限り、地球防衛軍の秘密基地などには用はないはずだ」

ニワ教授「なるほど。で、私がその宇宙人だったら?」

ソガ「しばらく眠ってもらう」

ニワ教授に向かって銃を撃ちますが、ニワ教授には通用しませんでした。

ニワ教授「次は私の番だね」

そういうと、ニワ教授は光線を発してソガを気絶させてしまいました。

ソガが気がつくと、ニワ教授とソガは電送移動機で研究室から衛星に移動していました。

地球防衛軍は既に衛星に向けて出発していますが、ニワ教授にはその到着時間がわかりません。ニワ教授は、記憶探知機を使って、ソガの記憶をひとつ残らず引き出し、防衛軍の衛星到着時間を味方の宇宙船に知らせます。ニワ教授の正体は地球侵略をたくらむプロテ星人だったのです。

ニワ教授が地球侵略をたくらむ宇宙人であったことを知ったイチノミヤはショックを受けます。イチノミヤは、ニワ教授に、ニワ教授は自分を理解してくれる宇宙人の科学者であり、侵略者のはずはないと言いますが、ニワ教授はイチノミヤの話を受け付けません。

イチノミヤがやむを得なくニワ教授に体当たりすると、ニワ教授はプロテ星人に姿を変えました。その後、ダンが研究室にかけつけ、プロテ星人を発見。ウルトラセブンに変身します。

ウルトラセブンとプロテ星人の戦いが始まりますが、ウルトラセブンの攻撃がまったく通じません。プロテ星人は頭部から光を発し、幻覚を見せていたのです。つまり、セブンが戦っているプロテ星人は虚像だったのです。

その頃、宇宙空間ではウルトラホーク2号が衛星に向かっていました。衛星にはプロテ星人の宇宙船が到着し、ドッキングしようとしていました。宇宙船と衛星を追いかけるホーク2号。

研究室。どこからともなく流れてきた赤い液体がニワ教授の姿となります。

ニワ教授「ハッハッハッ。いつまでも私の抜け殻と戦っているがいい」

そう言うと、ニワ教授は電送移動機に乗り込みます。そこに戻ってきたイチノミヤ。

ニワ教授「イチノミヤ君。やはり私の星に来たいのか?」

イチノミヤ「残念ながら教授。二人同時では再生不能ですよ」

ニワ教授「なに?」

イチノミヤは教授を捕まえます。すぐに電送移動機がスタートします。2人同時では再生不能、イチノミヤはプロテ星人と消えてしまったのです。

ニワ教授が消えると、セブンと戦っているプロテ星人の虚像も消えました。セブンはすぐに宇宙空間に瞬間移動して、宇宙船と衛星を追いかけます。セブンが衛星を取り返すと、宇宙船がセブンの後を追いかけます。そおにやってきたホーク2号がレーザー砲で宇宙船を攻撃します。宇宙船は大爆発。

▼ダン

「宇宙をさまよっているうちに、元の姿を取り戻して、どっか遠くの星から、この地球を懐かしがって見てるのかもしれないし」

京南大学。チャイムが鳴ると、鳩たちが一斉に空へ飛び立ちます。

校舎の屋上にはダンとソガがいました。ダンは鳩を目で追いますが、ソガは友人のイチノミヤが消えてしまい、考えにふけっています。

ダン「何を考え込んでいるんですか?」

ソガ「いやあ、あの天才児のことがふと」

ソガ「生きていれば、立派な科学者になっていたと思ってね」

ダン「死んだとは限らないでしょう。宇宙をさまよっているうちに、元の姿を取り戻して、どっか遠くの星から、この地球を懐かしがって、見ているのかもしれないし。ひょっこり、この学校に戻ってくるかもしれない」

大学構内。サエコが再び研究室の前で怪しい物音を耳にします。ドアを開けて確認しようとするサエコ。そこに、ナレーション。

「おっと、また宇宙人がいるのかも知れませんよぉ」(浦野光)

サエコはドアを開けるのをやめて、その場を立ち去ります。部屋の中では、窓が開いていた春風が入り込んでいました。

「さっきの物音は春風のイタズラだったようです」(浦野光)

ひとしれず電送移動機を開発したイチノミヤ。イチノミヤの科学と技術を認めた宇宙人のニワ教授ことプロテ星人。イチノミヤは地球は嫌いと言っていたが、宇宙人に魂を売ってはいなかった。プロテ星人の地球侵略計画を阻止して、自分の命を捨ててまでして地球を守ったイチノミヤ。電送移動機でプロテ星人と一緒に宇宙の彼方に送られましたが、元の姿に戻ることはできません。

ひとりぼっちで地球を救ったイチノミヤは、宇宙の彼方で、ひとりぼっちの地球人という永遠の精神的存在とになったのです。

それをあえて否定するダン。M78星雲からたった一人でやってきたウルトラセブンも、こcの地球でひとりぼっちなのです。

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