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2013年4月21日 (日)

ウルトラセブン第29話「ひとりぼっちの地球人」放映45周年!(1968/04/21 19:00)

 ウルトラセブンは1967年10月1日に放送が開始されました。1968年4月21日は第29話「ひとりぼっちの地球人」が放映された日です。

日曜日の午後、人影の少ないもの静かな京南大学の学内。1人の女性が歩いてやってきます。建物の中に入り、廊下を歩いていると、ある研究室の中から、電撃のような音が聞こえてきました。女性はドアを開いて、部屋の中の様子を見ます。すると、机の影に怪物?。女性はあわてて逃げ出します。女性が去った後、机の影から現れたのは白衣を着た男でした。

シーン変わって宇宙空間。たくさんの人工衛星が地球のまわりを回っています。今年、日本のある大学が教育機関としては史上初めての科学観測衛星の打ち上げに成功しました。

シーン変わって作戦室。ソガ隊員が科学観測衛星を打ち上げた大学の記事を嬉しそうに読み上げています。ソガ隊員は「一介の私立大学に過ぎなかった京南大学の名は、一躍世論の注目を集めている。どうだ、おい、すごいじゃないか、おい。見たか、おい、これ」とフルハシ隊員に声をかけます。フルハシ隊員はうっとうしい様子です。

その様子を見ていた、アンヌ隊員が、フルハシ隊員にソガ隊員が嬉しそうにしているのを「わかってあげなさいヨ、ねぇ、ソガくん」と声をかけます。ソガ隊員はアンヌ隊員に「ソガくんとはなんだ」「君わかってんの」と詰め寄ります。すると、アンヌ隊員は笑いながら「ナンブサエコさん、京南大学英文科二年生・・・」と返します。フルハシ隊員は「変な笑い声出すなよ」と一喝しますが、「誰なのサエコさんって?」と女性が気になるようです。アンヌ隊員は「未来のソガ夫人、ねぇ、ソガくん」と答えます。嬉しそうに口笛を吹くソガ隊員。ソガ隊員は、ナンブサエコさんと10日前に契約していたのです。

ソガ隊員は続いてアマギ隊員に雑誌を見せて、 「おい見たか、婚約者の大学なんだ」と声をかけます。ところが、アマギ隊員は「それは、あまり自慢できんな」と冷たい口調で返事。アマギ隊員が「そいつがいま、司令部で問題になっているんだ」と答えます。ソガ隊員は「サエコさんが?」と聞き返すと、アマギ隊員は「馬鹿、人工衛星の方だよ」とソガ隊員の頭をこずきます。ソガ隊員、ずいぶんうかれているようです。

作戦室のドアが開き、ダンが入ってきます。ダンは無言でそのまま参謀室へ入ります。ダンは秘密調査部からの資料をキリヤマ隊長に渡します。何やら、ニワ教授が偽物で、スパイだったというような話をしています。どうも京南大学が打ち上げた人工衛星が地球の科学力を遙かに超えていることに疑問がもたれていたようです。開発したニワ教授は偽物。ダンはタケナカ参謀とキリヤマ隊長に「宇宙人ではないかと」と進言します。人工衛星とニワ教授と調査することに。

シーン変わって、京南大学。ダンがポインターでソガ隊員を送り届けに来ました。大学の構内には雪がうっすらと積もっています。ソガ隊員はスーツを着ています。胸には赤いハンカチ。ソガ隊員が手を振りながら走り出すと、その方向からサエコさんが嬉しそうに駆け寄ってきます。

サエコさんは、「よ、しばらく」と声をかけるソガ隊員に「しばらく?大事な婚約者をほっぽらかしにしておいていいの?、ソガくん」と答えます。ソガ隊員は、皆が真似するから、そのソガくんと言うのはよしてくれと返します。サエコさんは、舌をちょっと出し、笑い出します。

  • アンヌ隊員が「ソガくん」とからかっていたのは、サエコさんがソガ隊員をソガくんと呼ぶからだったのです。

ソガ隊員とサエコさんが、2階から見張っています。「来たわよ」とソガ隊員に教えるサエコさん。そこにやって来たのは、物理学科の主任教授のニワ博士とイチノミヤでした。サエコさんは、イチノミヤについて、高校時代からの先輩でとても親切な人だったが、最近はすっかり変わってしまったと説明します。

ソガ隊員はサエコさんにイチノミヤを助けるのを手伝って欲しいと頼みます。サエコさんが日曜日に見た怪物の正体はニワ教授のもうひとつの姿かもしれず、イチノミヤは宇宙人に利用されていると説明します。そして、サエコに、正門にウルトラ警備隊の車が止まっているので、そこまでイチノミヤを連れ出して欲しいと頼みます。

サエコさんは赤い車に乗り、イチノミヤに「お話したいことがあります」と声をかけますが、イチノミヤは「そんな時間はない」と答えます。しかし、サエコさんが、ニワ教授の名前を出すと、イチノミヤはサエコさんの車に乗り、ニワ教授が宇宙人かもしれないこと、自分の婚約者のウルトラ警備隊のソガ隊員にイチノミヤを連れ出すように頼まれたことなど、事情を説明しめます。

話を聞いたイチノミヤはサエコさんからハンドルをうばい、アクセルをふみます。2人の乗った車は待期していたダンが乗るポインターの前を通り過ぎていきます。2人の車は墓地にたどりつき、木にぶつかって止まります。

イチノミヤはサエコさんを車から引きづりおろし、「教授が宇宙人だということをなぜ知っている?」「教授が宇宙人ならどうだというんだ」と問い詰めます。サエコさんは、宇宙人なら「侵略者じゃないの?」と答えますが、イチノミヤは「宇宙人といえば、すぐ侵略者か。教授は違う。彼は僕の電送移動機を作ってくれた。地球の学者が見向きもしなかった電送移動の理論を、あの宇宙人だけは認めてくれたんだ」と答えます。サエコさんはイチノミヤに宇宙人に利用されていると話をします。

このとき、地面に落ちたサエコさんのコンパクトの鏡に、ポインターが向かってくるところが映ります。サエコさんは「あたしたちは地球人じゃないの・・・」と話を続けます。しかし、イチノミヤは「君たちに何がわかる。僕は人間を信じちゃいない、もういいから、これ以上邪魔をしないでくれ」と答えます。ポインターがやって来たことに気が付いたイチノミヤは、サエコさんを置き去りにしてその場から逃げ出します。鏡に映るサエコさんの顔。

  • 29話の監督は満田かずほ監督です。このコンパクトのカットはちょっと実相寺監督みたいな撮り方です。

シーン変わって京南大学、ニワ教授の部屋。ソガ隊員が拳銃を構えて、ニワ教授に話をします。「感づかれたのならば、話はしやすい。ニワ教授とは、仮の名。シリウス系第7惑星のプロテ星人というのが、貴様の正体だろう」「貴様が打ち上げた科学衛星からプロテ星に送った超音波を逆探知したのが、最初のきっかけさ。宇宙人でもない限り、地球防衛軍の秘密基地などには、用はないはずだ」と詰め寄ります。

  • 拳銃を構える直前、ソガ隊員は黒縁の眼鏡をかけています。変装していたのでしょうか?
  • このときニワ教授は「私がプロテス星人である証拠は?」と答えているように聞こえます。プロテ星人なのに。聞き間違いかなぁ。
  • ソガ隊員の次の台詞も「プロト星に送った超音波」に聞こえるように思います。

ソガ隊員はニワ教授に「しばらく、眠ってもらう」と言い、銃を撃ちます。銃から光のような弾丸が出て、ニワ教授に当たりますが、まったく効き目がありません。ニワ教授は「次は私の番だね」と言い、ピースサインをします。人差し指と中指から光線を出し、ソガ隊員を倒します。

ソガ隊員を倒した後、ニワ教授は机の引き出しにあるスイッチを入れます。すると、本棚が隠し扉のように開きます。ニワ教授はソガ隊員の胸ポケットに手を入れ、そこからウルトラアイ・・・ではなくて通信機のようなものを取り出し、ひねりつぶします。

作戦室。アマギ隊員がソガ隊員からの通信が途絶えたことをキリヤマ隊長に報告。キリヤマ隊長はポインターのダンにソガ隊員が京南大学の構内で消息を絶ったので、現場に急行するよう命令します。ダンはアンヌ隊員に大至急こちらに来てサエコさんを頼むと連絡。アンヌ隊員が出動。キリヤマ隊長、アマギ隊員、フルハシ隊員はホーク2号で科学衛星の調査に出動。

シーン変わり、何やら赤い壁の部屋の中。意識が戻るソガ隊員。画面に宇宙船が映っています。ニワ教授が「科学衛星より宇宙船へ。到着予定時間を繰り上げてもらいたい。防衛軍が65分後にここに来る」と通信。宇宙船から「了解。準光速に切り替え、30分以内に到着する」という返事。ソガ隊員とニワ教授がいる場所は地上3万6千キロメートルの科学観測衛星の中でした。どうも、ソガ隊員を記憶探知機に座らせて、地球棒絵軍の行動を読み取ったようです。

  • ここではちゃんとプロテ星と言っているような感じ。言い方で「ス」が聞こえるだけかなのかも。

ニワ教授はソガ隊員を衛星に残して、電送移動機で地球に戻ります。

  • このとき、電送移動機は電撃を発止、電撃の音を出します。最初のシーンでサエコさんが聞いた音はこの電撃の音だったのですね。プロテ星人の姿で電送されてきたところをサエコさんが見たのでしょう。

シーン変わって、京南大学。ポインターが構内を走ります。

シーン変わって、ニワ教授の研究室。研究室のドアを開こうとするが鍵がかかっている様子。そこに、ニワ教授が戻ってきて、誰だと声をかけます。部屋に入ろうとしていたのは、イチノミヤでした。イチノミヤはニワ教授にウルトラ警備隊が追ってくるので、すぐ出発しましょうと来たのです。ニワ教授は宇宙船は30分後に出発しますと答えます。

イチノミヤはニワ教授に「僕たちが行った後、電送装置や科学衛星はどうするんです。置いていくのですか」と聞きます。ニワ教授は電送装置は破壊するが、衛星は持って行くと答えます。イチノミヤはあんなもの2人でいくらでも作れると言いますが、ニワ教授は「そうはいかん。あの中には地球防衛軍の各国の秘密基地を観測した戦略資料が収めてあるんでね」と答えます。

イチノミヤ:「えっ、それじゃあの衛星は」

ニワ教授:「さよう、科学観測衛星というのは表向き。実は、地球侵略のためのスパイ衛星だ。君の協力で、その目的も完了した。あれだけの資料が、プロテ星に持ち込まれれば、地球を侵略するなど、赤子の手をひねるようなもんだ」

イチノミヤ:「あなたは、僕の知識をそんなことのために」

ニワ教授:「何を驚いているんだ。君があれほど軽蔑していた地球だ。どうなろうと知ったことではないだろう」

こうして、イチノミヤはニワ教授に利用されていたことに気が付きます。イチノミヤは衛星は渡せないと言いますが、ニワ教授は「あれほど地球を脱出したがっていた男が、今度はその地球を命がけで守ろうというのか。いやはや、地球人というのはまったくわからん生物だ」と答えます。イチノミヤはニワ教授に嘆願しますが、ニワ教授は聞き入れません。

イチノミヤとニワ教授はもみ合いになります。イチノミヤがニワ教授を突き飛ばして床に倒すと、ついにニワ教授はプロテ星人の姿を現します。イチノミヤに襲いかかるプロテ星人。イチノミヤはドアから逃げだそうとしますが、シャッターが降りてしまいます。

研究室のドアの前にダンが駆けつけます。ドアを開けますが、ドアはシャッターふさがれていて中に入れません。ダンはウルトラ・ガンにアタッチメントを取り付けて、シャッターを焼き切って、部屋の中へ入ります。プロテ星人を捕まえ、もみ合いになるダン。ダンはすかさずウルトラセブンに変身します。

  • このとき、ダンは「デュワッ」と2回言っています。1回目はプロテ星人の攻撃から身をかわすときです。変身はしません。そして、2回目の「デュワッ」で変身します。ここのところ、変身しないのに「デュワッ」を言うようになっています。

京南大学の構内で、プロテ星人とウルトラセブンの戦いが始まります。ウルトラセブンがプロテ星人に飛びかかると、プロテ星人が姿を消してしまいます。すると、いきなり何もない空間からの攻撃を受けて、ウルトラセブンは投げられてしまいます。ウルトラセブンは暗闇の中で透視を行います。すると、プロテ星人がそこらじゅうにたくさんいます。

一体のプロテ星人に向かって、エメリウム光線を放ちますが、光線はプロテ星人を素通りしてしまいます。そして、姿を消すプロテ星人。次に背後から現れたプロテ星人にアイスラッガーを投げます。プロテ星人の首を切りますが、プロテ星人は姿を消します。そして、また姿を現すプロテ星人。さすがのウルトラセブンも混乱している様子。

シーン変わって、宇宙空間。科学観測衛星に宇宙船が近づいてきます。そこにホーク2号が到着。宇宙船は科学観測衛星を回収します。ホーク2号が宇宙船を追いかけます。

シーン変わってウルトラセブンの戦闘シーン。ウルトラセブンのあらゆる技がプロテ星人には通じません。

シーン変わって研究室。窓の外から血のような赤い液体が流れて入ってきます。その赤い液体はニワ教授の姿に。「いつまでも私の抜け殻と戦っているがいい」と言い残して、電送移動機へ。

  • どうやらウルトラセブンが闘っているプロテ星人は実体ではないようです。

そこに、イチノミヤが気が付いてやってきます。ニワ教授はイチノミヤに私の星に来たいのかと聞きますが、イチノミヤは電送移動機は2人同時に再生不能だと言って、ニワ教授に飛びかかります。2人はもみ合いになりますが、電送移動機の前で2人とも消滅してしまいます。

その瞬間にウルトラセブンと闘っていたプロテ星人も消滅します。どうやら実体がいなくなったので、消えてしまったようです。ウルトラセブンは瞬間移動で宇宙空間に移動し、宇宙船を追いかけます。ウルトラセブンは科学観測衛星を取り戻します。宇宙船は売るとラセブンを追いかけますが、ホーク2号が宇宙船を攻撃します。宇宙船は大爆発。

シーン変わって、京南大学。チャイムの音が鳴ると、屋根にいたハトがいっせいに飛び立ちます。屋上にはダンとソガ隊員。ダンはハトの行方を見守り、ソガ隊員に声をかけます。

ダン:「何を考え込んでいるんですか?」

ソガ隊員:「いやぁ、あの天才児のことが、ふと。生きていれば、立派な科学者になっていたと思ってね」

ダン:「死んだとは限らないでしょう。宇宙をさまよっているうちに、元の姿を取り戻して、どっか遠くの星から、この地球を懐かしがって、見ているのかもしれないし。あるいは、ひょっこり、この学校に戻ってくるかもしれない」

シーン変わって、大学構内。冒頭のシーンと同じようにサエコさんが歩いてきます。そして、大学の建物の中へ。廊下を歩き、とある部屋の前を通り過ぎたところ、また部屋から物音が聞こえます。今度は電撃の音ではありません。

サエコさんがドアを開けようとしたところで、浦野さんのナレーション

「おっと、また宇宙人がいるのかも知れませんよ」

サエコさんは、笑みを浮かべて、ドアを開かずに立ち去ります。

部屋の中では、窓からそよ風が吹き込んでいました。

「さっきの物音は、春風のイタズラだったようです」

というナレーションで、終劇です。

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