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2012年8月16日 (木)

オスプレイの墜落の原因は操縦ミス

 4月にモロッコで墜落したオスプレの事故調査の最終報告書が出たようです。報告書によると、オスプレイの墜落原因はパイロットの操縦ミスで、機体には問題がないと結論づけられています。

 墜落したオスプレイは離陸直後に方向転換をするため上空で旋回していました。このとき、機体が追い風を受け、パイロットが回転翼を前方に傾け過ぎたためバランスを崩し墜落したとされています。

 民間の飛行機事故の全損事故の原因は約7割が乗員による操縦ミスなど人為的なものです。しかし、人為的ミスで片付けてしまっては、安全性を追求することができません。ですから、飛行機の操縦システムの設計思想が重要になってきます。

 現在の航空機の操縦はコンピュータによって支えられています。しかし、何か問題が発生したときには、人間の命令がコンピュータの命令より優先されるようになっています。自動車の例で簡単に説明すると、自動車のオートクルージング機能がブレーキを踏むと解除されるのと同じです。

 かつて、エアバス社の操縦システムはコンピュータ優先の設計でした。1994年にチャイナエアラインのエアバスが名古屋飛行場で着陸時に失速して墜落事故を起こしました。事故の大元の原因は副操縦士の操縦ミスでした。この操縦ミスで操縦システムが自動操縦に切り替わったのですが、機長が自動操縦と相反する姿勢制御を行ったため、人間とコンピュータの間で操縦の競合が起きました。その結果、飛行機が失速し墜落してしまったのです。この事故をきっかけにエアバス社は操縦システムを人間優先型の設計思想に切り替えました。

 問題は人為的ミスがどれぐらい発生しやすい状況にあるのかということだと思いますが、軍用機の場合、設計思想を明らかにすることはできないでしょうから、詳しい情報が得られない一般の人の信頼を回復するのはなかなか難しいと思います。

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コメント

なるほど。

投稿: アン・アイシュタイン | 2012年8月17日 (金) 15時23分

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