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2012年7月28日 (土)

厚生労働省 牛レバーの殺菌に放射線の利用を検討

 厚生労働省が、牛レバー刺しの提供について、放射線を使った殺菌方法を検討することを決めたようです。

 日本では食品への放射線照射は原則禁止とされています。例外的にジャガイモの発芽防止のため、コバルト60のガンマ線照射が認められています。発芽を防止することができれば、ソラニンによる食中毒を防ぐことができます。

 一般に、放射線の照射による殺菌は、殺菌の対象となる食品が放射性物質で汚染されるわけではありませんので、いわゆる内部被曝や外部被曝の心配はないとされています。また、放射線の照射による有害物質の発生の心配もないとされています。

 こうしたことは実験によって検証することができるでしょうから、少なくても安全性については科学的な手法でほとんど心配ないというような結論を出すことができるだろうと思います。しかし、安心については全く別の話で科学的に解決することができません。とりわけ、日本では、放射線のイメージは非常に悪いので、放射線殺菌の安心を担保することは非常に厳しいでしょう。事実、ジャガイモの発芽抑制を目的とした放射線照射も、ほとんど行われていないのが実情です。

 牛レバーに対して放射線照射による殺菌を行えば、間違いなくカンピロバクターやO157のリスクは回避することができるようになります。その有効性と安全性の検証は、国立医薬品食品衛生研究所などの研究機関で行われます。おそらく、有効性についての結論はすぐに出るでしょう。一方、安全性については、有効性よりも慎重に調べられると思いますが、海外では食肉の殺菌に放射線を利用されている事例もありますので、それほど時間をかけることなく結論が出ると思います。放射線の照射によりレバーの細胞は変質するでしょうが、人体に影響するような有害物質が生じることが認められなければ問題なしとなるでしょう。

 もちろん、このあたりの安全性の確認は非常にデリケートな問題を抱えていますし、科学的に安全と結論づけられた放射線を照射した生レバーが消費者に受け入れられるかはまったく別の問題です。

 生レバー刺しが、放射線照射によって復活するかどうかは、ひとえに消費者がわざわざ放射線を照射したものまで食べたいと思うかどうかにかかっていると思います。多くの人がそこまでして食べたくないと考えれば、コストの問題で放射線照射による殺菌方法は実施できないでしょう。

 一方で、ことレバー刺しに関しては、それでも食べたいという人は少なくないかもしれません。

 自分はどうするか?ん~、あったら食べるだろうなぁ。

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