« Microsoft 次期Office製品のOffice 15を2012年中に販売開始か | トップページ | ズボンが脱げそうなグーフィー »

2012年2月 1日 (水)

結果的に円高は放置状態

 ここに来てドル安・円高が進んでいます。円高になる背景には、欧州債務問題の懸念があります。ただし、こちらはユーロ・ドル・円の関係によって決まるので、ドル/円相場は、ユーロ/円相場に比べれば、それほど円高傾向にはなりません。

 すると、ドル/円相場の円高傾向は何に由来するかというと、日本と米国の金融政策の違いということになるでしょう。こちらは、直接的にドル/円相場に直接の影響を与えます。

 先週、米国のFRBは超低金利の金融緩和政策をさらに継続し、必要に応じて追加の金融緩和も辞さない、インフレターゲットを2%に設定すると表明しました。

 この米国の金融政策はドル安・円高の圧力になりますから、日本がこれに対応する金融政策を打ち出さない限り、円高が止まる理由はありません。

 もちろん、日本の為替介入の警戒感や政府要人の口先介入が円高圧力を抑制する効果はありますが、継続的な効果は期待できません。何とか円高傾向を踏みとどませる一時的な効果だけで、円高の流れは止まりません。

 昨年、政府は円高対策として、いくつかの施策を打ち出していましたが、それらは円高を抑止するための抜本的対策ではなく、円高になってしまったのでどう対応するかという後手後手の対策でした。結果的には、短期的な結果は出ていませんし、中・長期的にも結果が出てくるのかは不透明な状態です。そういう意味では円高は放置状態と言えるでしょう。

 このまま円高傾向を放置しておくと、何かのきっかけで、あっさりと76円台を割るだろうと思います。76円台が決壊すると、相場が走り、さらなる円高になる可能性も否定できません。

 米国がインフレターゲットを2%に設定したことは大きなショックとなるでしょう。

日銀はこれまでインフレターゲットを設定しても、それを実現する有効な金融政策をとることは難しいと言ってきました。結局やってきたことはデフレにつながっているわけです。一方の米国はインフレターゲットの設定にあたり、長期的には金融政策で実現可能だとしています。

 これまで日本と米国は仲良く(?)インフレターゲットを設定しないでやってきたわけですが、ここにきて米国がインフレターゲットを設定しました。日本はどうするのでしょうか。国会で政府と日銀の考えを確認してもらいたいところです。

76.17円まで円高進んでいます。

人気ブログランキングへ

|

« Microsoft 次期Office製品のOffice 15を2012年中に販売開始か | トップページ | ズボンが脱げそうなグーフィー »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/203483/53875562

この記事へのトラックバック一覧です: 結果的に円高は放置状態:

« Microsoft 次期Office製品のOffice 15を2012年中に販売開始か | トップページ | ズボンが脱げそうなグーフィー »