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2012年1月24日 (火)

磁石に引きつけられる金属

 磁石につくものと言えば、すぐに金属を思い浮かべると思います。

 しかしながら、すべての金属が磁石に引き寄せられるわけではありません。現在、日本で使われている硬貨で試してみると、すべての硬貨が磁石につきません。

 実は磁石につく金属は鉄・コバルト・ニッケルの3種類しかありません。金属が磁石につくかどうかは、原子のもっている電子の状態で決まります。

 電子は自転しているため、まわりに磁界を作ります。そのため、物質の中に小さな磁石がたくさんあるような状態になっています。普通の物質は、この小さな磁石がバラバラの方向を向いているので、全体としては相殺されて磁石の性質をもちません。

 鉄・コバルト・ニッケル、ある種の合金や金属化合物は、磁石を近づけると、物質中の小さな磁石の向きがそろいます。そのため、磁石に引き付けられるのです。

Image5

 ところで、ゴムやプラスチックの磁石を見たことがある人は多いと思います。これらの磁石はゴムやプラスチックにフェライト磁石やネオジム磁石などの磁性粉体を練り込んだものです。このような磁石をボンド磁石と呼びます。最近では高分子材料そのものに磁性を持たせたる研究も進んでいます。磁石の仕組みが解明できたのだから、プラスチック磁石も作れるはずだという試みです。

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