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2011年9月21日 (水)

図解入門よくわかる最新 プラスチックの仕組みとはたらき[第2版]

2005年に出版された『図解入門よくわかる最新プラスチックの仕組みとはたらき』(秀和システム)の第2版が本日9月21日に販売されました。

第2版は副題を「身近なモノを通じて学ぶ 技術進歩を追う」とし、 新しい情報を加え、統計情報などのデータの更新を行いました。

読者のみなさんへ

私たちの身の回りには、日用品や家電品、自動車や飛行機などの乗り物、各種産業に使われている機器など、プラスチックが使われているものがたくさんあります。私たちが暮らしている便利で豊かな社会は、プラスチックに支えられていると言っても過言ではありません。

ところが、プラスチックの詳しいことについてはあまり知られていないのが実情です。例えば、一口にプラスチックと言っても、たくさんの種類があり、その性質も様々です。プラスチックがどのように作られ、どのように使われているかについても、ほとんど知られていません。

実際には、プラスチックの知識がなくても、日常生活で困ることはないでしょう。しかし、プラスチックはこれだけ生活に密着した材料です。正しい知識を身につけてプラスチックと付き合った方が、生活がより便利で楽しくなり、精神的にも豊かなものになるのは間違いありません。また、これからプラスチックに関係する仕事をする人は、プラスチックの基礎知識が必要です。

プラスチックについて勉強しようとすると、化学の難しい知識がないと理解できないと思ったり、亀の甲などの化学構造を見ただけで難しいと思ったりする人も多いと思います。そこで、本書は、化学の知識がなくても、プラスチックについて優しく、楽しく学べる本にするよう心がけました。化学式を使わなくても、プラスチックの構造や作り方を学べるように工夫を凝らしました。また、プラスチックについて専門的な知識を得たい人が、本書を参考にしながら専門書を読み進めることができるようにも心がけたつもりです。

本書の構成は、まず第1章でプラスチックのことを知り、第2章でプラスチックの構造や作り方を学んだうえで、第3章と第4章でプラスチックがどのような場で活躍しているのかを学べるようにしました。第5章では、目的や用途からどのような新しいプラスチックが作り出されているのかを説明し、第6章では、プラスチックが抱える課題について触れました。興味のある章から読んでいただいても、楽しく読めるようにまとめたつもりです。

本書は2005年に第1版が発売されてから6年の歳月が経過し、ここに第2版を出版することになりました。この6年間でプラスチック材料の科学・技術や、プラスチックを取り巻く状況は大きく変わっています。改訂にあたっては、本書の基本的な主旨は踏襲し、最新情報を加えました。読者の皆さんが、本書を手にすることによって、プラスチックに関する正しい知識を身につけられ、プラスチックと上手に付き合うことができるようになって頂ければ幸いです。最後になりますが、本書の編集作業を担当していただいた秀和システム第一出版編集部の皆さんにお礼を申し上げます。

第1章 プラスチックとは何か

1-1 プラスチックを探してみよう
1-2 そもそもプラスチックとは
1-3 人類とプラスチックの関わり合い
1-4 プラスチックの発展-合成樹脂の利用
1-5 プラスチックはどのような物質か
1-6 プラスチックの種類と性質
1-7 プラスチックの見分け方-用途や品質表示
1-8 プラスチックの見分け方-化学分析
1-9 広がるプラスチックの利用

第2章 プラスチックができるまで

2-1 プラスチックのもと-モノマーとポリマー
2-2 手をつなぎ変えながら伸びていく重合-付加重合
2-3 手をつないで伸びていく重合-縮合重合
2-4 どうすれば長くなるか
2-5 プラスチックの性質を決める-分子間相互作用の重要性
2-6 2種類以上のモノマーやポリマーを使う-共重合とポリマーアロイ
2-7 プラスチックに形を与える-成型
2-8 熱による成型方法いろいろ
2-9 融けないプラスチックを作る-架橋
2-10 ゴムとエラストマー
2-11 樹脂
2-12 プラスチックの大部分はプラスチックではない!
2-13 発泡体

第3章 私たちの暮らしとプラスチック

3-1 家庭用品には汎用樹脂が活躍
3-2 文具では用途に合わせて様々な素材が活躍
3-3 家電製品はメンテナンスが少なくてすむ素材が活躍
3-4 包装はプラスチックの最も大きな利用先
3-5 衣料には適度な強度と肌触りが大事-合成繊維
3-6 軽くて高機能なメガネ、コンタクトレンズ
3-7 錆びない材料で維持しやすい住居
3-8 スポーツ、レジャーでは軽くて強い素材が活躍
3-9 子どもが安心して遊べる素材を
3-10 携帯情報端末にもプラスチックを幅広く活用

第4章 産業で活躍するプラスチック

4-1 自動車では内装からエンジンルームまで幅広く使用
4-2 鉄道車両とプラスチック
4-3 駆体は鋼板から繊維強化プラスチックへ-船舶、航空機
4-4 プロスポーツで活躍するプラスチック
4-5 実は軽くて強い発泡スチロール-土木
4-6 季節に関わらず様々な食材を得るために-農業、水産業
4-7 風雨などから素材を守る-塗料
4-8 飛行機の構造材から付箋紙まで、様々なものを結ぶ-接着剤
4-9 自然エネルギー利用で活躍するプラスチック-風力発電、太陽光発電

第5章 進化するプラスチック

5-1 光とプラスチック-透明性と光応答性
5-2 音とプラスチック-防音と発音
5-3 包装を変えたプラスチック-食品はもう腐らない
5-4 医療を変えたプラスチック-衛生と生体適合性
5-5 分解性材料-微生物や光で分解するプラスチック
5-6 プラスチックによる構造材料-強力なだけではなく
5-7 電気と磁気とエネルギーとプラスチック
5-8 膜分離-薄皮1枚で分ける

第6章 プラスチックの課題と私たちの生活

6-1 プラスチックがもたらすもの
6-2 プラスチックの安全性
6-3 プラスチックと資源問題
6-4 プラスチックと環境問題
6-5 プラスチックとごみ問題
6-6 プラスチックのリサイクル
6-7 容器包装リサイクル法とは
6-8 ペットボトルのリサイクル
6-9 科学と技術でプラスチックの課題を解決することができるか
6-10 持続可能な社会とは 223
6-11 心豊かで快適な暮らしを続けるために

コラム

目的によって作り出される複合材料
レゾール型とノボラック型のフェノール樹脂
超高分子量ポリエチレンとゲル紡糸法
ポリマーアロイがもたらしたエンジニアリングプラスチック、PPE
アクリルとは
架橋と紙おむつ
フッ素樹脂で加工した調理器具
プラスチックと金属の表面の違い
プラスチックボディの車? 旧東ドイツのトラバント
太陽電池-PN接合型太陽電池と色素増感太陽電池
高分子圧電材料
洗濯バサミがバラバラに崩れる理由は?
生分解性プラスチックは環境にやさしいと言えるか?

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