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2011年5月 1日 (日)

天然ゴムのおはなし

 人類が初めて使ったゴムは、南米の熱帯雨林を原産地とするパラゴムノキの樹液を固めた天然ゴムでした。

 紀元前1200年頃から紀元前300年頃、現在のメキシコのベラクル州とタバスコ州の境目あたりでオルメカというアメリカ大陸最古の文明が栄えていました。オルメカという名前は現地のインディオの言葉で「ゴムの国の人」という意味です。このあたりにはパラゴムノキが豊富にあり、人々は天然ゴムを使いこなしていたのでしょう。

 オルメカの遺跡から、宗教的儀式として球技が行われた祭祀場と、その球技に使われた天然ゴム製のボールが発見されています。この球技は「トラチトリ」と呼ばれるフットボールによく似た球技として、その後に発展したマヤ文明やアステカ文明にも受け継がれました。

 1493年にコロンブスが第2回目の航海でジャマイカに立ち寄った際に、原住民が天然ゴムで作ったボールで遊んでいるところを発見したことで、天然ゴムがヨーロッパに伝わりました。

 しかし、その後約300年の間は特に利用価値もなく希少品として扱われるのみでした。天然ゴムが初めて道具として使われたのは1770年です。

 酸素の発見者としても有名なイギリスの科学者プリーストリーが消しゴムとして使いました。ゴムのことを英語でRubberといいますが、これはrub out(文字を消す)という言葉が語源になっています。

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