« Microsoft がSkype買収を正式にアナウンス | トップページ | らくらく図解 光とレーザー »

2011年5月11日 (水)

コンピュータがチェスの世界チャンピオンを初めて破る

1988年、カーネギー・メロン大学の学生チームはディープ・ソートという名前のスーパーコンピュータを開発しました。このコンピュータはチェスをプレイするコンピュータで、当時チェス世界チャンピオンであったロシアのガルリ・カスパロフを破るために開発されました。しかし、ディープ・ソートはカスパロフに勝つことはできませんでした。

1989年、IBMはディープ・ソートの研究開発を引き継ぎ、ディープ・ブルーというスーパーコンピュータの開発に着手しました。もちろん、カスパロフに勝つことが目的でした。

ディープ・ブルーはたった1秒間の間に2億もの手を先読みすることができました。カスパロフの過去の対戦をもとに作った数式を使って、カスパロフが打ってくるであろう手を予測することができました。

ディープ・ブルーはカスパロフは2回それぞれ6戦ずつ対戦しました。

1回目の対戦は1996年2月に行われました。このときは、カスパロフが3勝1敗2引き分けで勝利しました。ディープ・ブルーはカスパロフにかろうじて1勝することはできましたが、勝ち越すことはできませんでした。

それから約1年3ヶ月後の1997年5月11日、ディープ・ブルーはカスパロフに再挑戦しました。均衡した戦いとなりましたが、ディープ・ブルーは2勝1敗3引き分けでカスパロフに勝利したのです。

ディープ・ブルーはチェス専用のスーパー・コンピュータですが、この高性能コンピュータの開発で得られた知識や技術は現在のコンピュータにも受け継がれています。

なお、世界最強のチェスコンピュータを作る研究開発はディープ・ブルーで終了したわけではありません。現在はアラブ首長国連邦でヒドラというコンピュータが開発されています。

人気ブログランキングへ

|

« Microsoft がSkype買収を正式にアナウンス | トップページ | らくらく図解 光とレーザー »

今日は何の日」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/203483/51640999

この記事へのトラックバック一覧です: コンピュータがチェスの世界チャンピオンを初めて破る:

« Microsoft がSkype買収を正式にアナウンス | トップページ | らくらく図解 光とレーザー »