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2011年3月 7日 (月)

グラハム・ベルが電話の特許権を取得

 1876年2月14日、アメリカのグラハム・ベルとエリシャ・グレイは、ほぼ同時に電話の特許を申請しました。2人がそれぞれ独立に電話の開発を進め、偶然にも同じ日に特許を申請し、わずか2時間の差でベルが電話の発明者になったという話は有名です。

 この頃、モールス信号を送る電信技術が確立しており、電気通信の研究が盛んに行われていました。ベルとグレイはお互いにどのような研究を進めているのかある程度は分かっていたようです。ベルの特許を申請したのは、ベル本人ではなく、彼の弁護士のハバードでした。グレイが電話の特許を申請しにいくことを何らかの理由で知り、ベルに許可を得ずに特許を申請したとも言われています。ところが、このとき、ベルはまだ電話の完成には至っていませんでした。やっと音が聞こえる程度だったのです。「ワトソン君、ちょっと来てくれたまえ」という声が、電話を通じて助手のワトソンに聞こえたという話がありますが、これは3月10日の話です。しかも、このとき実験に使っていた電話はベルが考えていた仕組のものではなく、グレイが考えていた仕組のものだったという説もあります。

 ベルの特許申請書には「電話を発明した」と書いてあり、グレイの申請書には「電話を研究中である」と書いてありました。結果的に、ベルが電話の発明者ということになりました。ベルの特許は同年3月3日に認可されました。特許が広告されたのが3月7日です。 ベルはこの特許で電話の会社を作りました。その会社が現在のAT&Tです。

 ところで、ベルが電話を開発した直後に2人の日本人がベルの研究所を訪問しています。そのとき2人は日本語で話をしました。英語の次に電話が運んだ言葉は日本語だったのです。

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