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2009年10月12日 (月)

ノーベル平和賞に米国のオバマ大統領

米国のオバマ大統領がノーベル平和賞を受賞しました。

核兵器の根絶を訴えたことや、米大統領として国際政治の場で世界に希望を与える新しい機運をつくり出したというのが受賞の理由です。

ブッシュ前大統領からオバマ大統領になり、米国が変化していることは事実ですが、オバマ大統領は就任わずか9ヶ月しか経過していないこともあり、受賞理由に関して何か大きな功績があったというわけではありません。

しかし、米国の大統領が核兵器廃絶を訴えたことは画期的なことで、過去のしがらみを恐れず、勇気をもって大衆に語ったプラハ演説はすばらしいものでした。

ノーベル賞は当時究極の武器となったダイナマイトを開発したノーベルが残した財産で運営されている賞です。ノーベルの生き様には色々な見方もありますが、彼は世界平和と科学の発展を後世に託し莫大な財産を残しました。ノーベル財団は彼の意志を受け継ぎ、武器とりわけ現代の究極の武器である核兵器の根絶には特別な思い入れがあるのかもしれません。

いずれにしろ、オバマ大統領の核兵器廃絶の考えと行動を強く後押しするものになるでしょう。このノーベル賞によって米国の外交政策が難しくなるという見解がありますが、それが事実だとしても、米国にとって良いブレーキになるのではないかと思います。唯一の被爆国である日本も、核兵器廃絶や世界平和への取り組みについて一歩前進して考えていかなければならないと思います。

ところで余談ですがノーベル平和賞というと、いつも思い出すのがレ・ドゥク・トというベトナムの政治家です。

彼はベトナム戦争の停戦について、米国の国家安全保障担当大統領補佐官ヘンリー・キッシンジャーと水面下での話し合いを進め、1972年に締結されたパリ協定を実現しました。パリ協定によって、ベトナム戦争は停戦となり、米国はベトナムから撤退することになりました。

1973年にノーベル財団はレ・ドゥク・トとヘンリー・キッシンジャーにノーベル平和賞を授与することを決定しました。ヘンリー・キッシンジャーはノーベル平和賞を受賞しましたが、レ・ドゥク・トは自国にはまだ平和が訪れていないとしてノーベル平和賞を辞退しました。

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コメント

残念ながらレ・ドゥク・ト氏は1990年に亡くなりました。もう20年も前です。

投稿: toshizo | 2009年10月13日 (火) 00時57分

そうなんだ、こんばんは。
ノーベル平和賞に乾杯!
受賞者 オバマ大統領に乾杯!
今なら、レ・ドゥク・ト氏はノーベル平和賞を受け取ってくれるでしょうか。
まだまだベトナム戦争の後遺症は残っていると思いますが、戦争を終結させたのだから、考えてみてほしいです。

投稿: マダム | 2009年10月12日 (月) 21時22分

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» オバマにノーベル平和賞 [北の水辺から]
アメリカのオバマ大統領にノーベル平和賞が贈られるようだ 毎日新聞の記事から 〜〜〜ここから〜〜〜 ノーベル平和賞:オバマ米大統領に 核軍縮に新たな地平  【ロンドン笠原敏彦】ノルウェーのノーベル賞委員会は9日、「国際的な外交を強化し市民の間の協力を強めることに非凡な努力を傾けた」として、バラク・オバマ米大統領に09年ノーベル平和賞を授与すると発表した。国際的非難の中で京都議定書から離脱し、イラク戦争を開始したブッシュ前米政権のユニラテラリズム(単独行動主義)を改め、対話と協調を基本と... [続きを読む]

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