日経平均株価が9日続騰 10連騰となるか
27日の日経平均株価は先週末比144.11円高の10,088.66円で取引を終了しました。
1万円台回復に加えて14日から9連騰ですが、9連騰は1988年2月以来の21年ぶりのことです。
ここのところ確かに企業業績や景気の回復の期待が広がっており、実際に数字の上では景気回復基調にあります。しかし、実体経済については未だ厳しい状況が続いていますから、株価がこのまま右肩あがりで上昇していくということはないでしょう。
日経平均株価は昨年の10月に大きく下げて、3月に7.021円をつけました。そして、現在1万円台まで回復しています。経済が回復して株価が上がっているという面はもちろんありますが、株価が大きく乱高下していることから良い投機対象になっている側面もあります。ある程度下落したら買いが入り、ある程度上昇したら確定売りというサイクルが続くと思います。もちろん、そのサイクルの中で、株価は上昇していくでしょうが、世界経済を取り巻く環境を考えると急激な上昇は考えにくいと思います。
さて、為替の方ですが現在1ドルが95円台、1ユーロ135円台となっています。7月に入って94円台でうろうろしていたドルが95円台に戻ったというのは円安基調としてはそれなりに意味があります。一方、NYダウは現在のところ先週末比14.43ドル安の9,078.81ドルとなっています。
28日の日経平均株価は為替的には上昇しそうです。9連騰は海外投資家から見ても、日本の株式市場に投資する良い判断材料にもなります。しかし、ここまで上昇しているので、確定売りも出るでしょうし、NYダウの影響や企業の第一四半期の決算発表の様子見効果などもあるでしょうから、微妙なところです。少しでも上昇して10連騰となると良いと思います。
【追記】
良い情報が出ました。
6月米新築住宅販売、8年半ぶり大幅増=3カ月連続プラス、底入れ示す
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009072700939
米商務省は27日、6月の新築一戸建て住宅販売件数が季節調整済み年換算で38万4000戸となり、前月比11.0%増加したと発表した。2000年12月以来、8年半ぶりの大幅増。3カ月連続のプラスで、住宅市場が底入れしつつあることが示された。
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