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2008年10月 4日 (土)

事故米は焼却処分で良いのか

農林水産省の事故米のずさんな流通により、全国に事故米が広がっていることがわかりました。事件発覚当時、農水次官は農林水産省には責任がないというような発言をしていましたが、結局のところ、その考えが被害をここまで拡大したのでしょう。業者に売ってしまえば、流通は業者の責任。後は野となれ山となれという感じではなかったのだろうかと思ってしまいます。

残っている事故米をどのように処理するのかなと思っていましたが、思ったとおりというべきか、一番簡単な方法である焼却処分となったようです。

現在、各地で米からバイオエタノールを作る実験や研究が行われています。米からのバイオエタノール製造でネックになるのは米の単価です。1キログラムあたり20円ほどにならないと、成り立たないようです。休耕中の田んぼを利用して、人手がかからないような工夫をしてバイオエタノール用の米を生産しても、現状ではこの20円には届かないようです。

事故米の単価は1キログラムあたり10円以下ですから、単純に考えるとバイオエタノールにすれば良いのではという考えもありますが、国が保有しているバイオエタノールは240トンしかありません。多くても100キロリットルほどのエタノールにしかならないように思います。世界中から事故米を集めてバイオエタノールを作るというのも本筋ではないと思います。いろいろ考えると事故米をバイオエタノールにというのは難しいのだろうと思います。

日本の米をバイオエタノールにする技術は世界でもトップクラスだろうと思います。低コスト、高効率の技術をもとにプラントを開発すれば、それが世界で使われるということはあるかもしれません。国内でも採算が取れるようになるかもしれません。

現在、各地で研究が行われているのですから、事故米を研究施設などで引き取ってもらったりすることができれば、なにも焼却する必要はないような気もします。

焼却してしまえば何も残らないので、安心・安全・簡単ということなのでしょうが、あまりにも無策で無責任な対応という感じがします。

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コメント

なるほど。
先日、焼酎を購入するのに迷いました。
事故米の焼酎は嫌だなと思い、
買ったのは麦焼酎(^^;

そうそう。
バイオエタノールに事故米が使えるなら、使ってもらいたかったですね。
研究所で利用してもらいたかったです。

もう、農水省 何を考えてるんでしょう。
ちょっとは頭を働かせろ!
ってんだっー(^^)

技術で、ものづくりで勝負
頑張れ日本!!

投稿: マダム | 2008年10月 4日 (土) 13時07分

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» 米を焼却処分にし始めたようです [5号館のつぶやき]
 NHKのニュースによると、流用問題のもとになったカビ米などの焼却処分が始まったということです。もったいなくないですか。  高いお金を出して買ったものが、農薬に汚染されていたり、カビが生えたりして食用にならなくなったものを、後は野となれということでいかがわしい業者に販売した農水省の責任は当然厳しく問われなければならないと思いますが、だからと言って焼却するのが正しい処置だとはとうてい思えません。  私が小学生の頃は、たとえ米粒ひとつでも粗末に扱うと「目がつぶれる」と言われて、お米を大切にす... [続きを読む]

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