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2008年9月16日 (火)

染料と顔料

 染料と顔料はともに着色剤。染料と顔料の大きな違いは水や油などの溶媒に溶けるか溶けないかである。溶媒に溶かして使われるものが染料、溶媒に分散させて使われるのが顔料である。

 染料は主に紙や布の染色に使われる他、食品やプラスチックの染色などに使われる。染料は溶媒と一緒に染色する素材に染みこんで素材と化学結合するため色落ちしにくい。染色するときには無色で、染めた後に化学反応などで発色させるものもある。

 染料には天然染料と合成染料がある。天然染料は古くから利用されており、植物や昆虫などから抽出した色素から使われる。合成染料は19世紀の半ばに発明された。天然染料よりも安価であるため、現在利用されている染料の多くは合成染料である。白いものをより白く見せるため、蛍光物質を色素とした蛍光染料もある。染料には無機物もあるが、多くは有機物である。

 顔料はインク、絵の具、塗料などに使われ、それらをものの表面に塗って着色させる。また、プラスチックやゴムにねりこんで補強剤として使われるものもある。

 顔料には天然顔料と合成顔料があり、さらに無機顔料と有機顔料に分けられる。天然の無機顔料は人類が初めて利用した着色剤であり、古代壁画にも使われた。酸化物などで着色した土、岩石、鉱物などを細かく粉砕したものである。天然の有機顔料は染料を溶媒に溶けないような構造にしたレーキ顔料などがある。合成無機顔料は18世紀初めに発明されて以来、様々な種類のものがある。合成有機顔料は石油系の原料から合成され、現在使われている有機顔料のほとんどは合成有機顔料である。

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