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2008年9月11日 (木)

事故米はセキュリティホール

三笠フーズの事故米転売事件の報道に出てくるカビ毒アフラトキシンは天然の発がん性物質の中で、最も強い発がん性物質です。その中でもB1は毒性が最も強いアフラトキシンです。

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国産の食品から見つかった例はありませんが、輸入食品ではピスタチオやピーナッツなどから見つかったことがあります。1977年にピスタチオからアフラトキシンが見つかったとき、ちょうど仕事の関係である検査機関に数日間にわたってお邪魔していたのですが、緊急に食品の分析を始まったことを覚えてています。その後、しばらくしてその検査機関の専門家に聞いたのですが、アフラトキシンは猛毒で極めて危険、分解できないのでやっかいな物質だと言われていました。

アフラトキシンは調理をしても分解されることなく食品中に残ります。ですから、特にアフラトキシンが混入する可能性のある輸入食品については検疫をしっかりやって、水際で国内に入らないようにする必要がありますし、そのように対応していると思います。

ところが、同じ輸入食品でも、米は国が決められた量だけ輸入しなければならない状況にあり、基準値以上の農薬やカビ毒が混入した米がずいぶん含まれているようです。輸入米の購入が世界的な協定で決められたことだとしても、事故米となった米まで買わなければならない状況が信じられません。

国は事故米となった米に「食用には使わないこと」という免罪符を貼りつけ市場に流していますが、今回の事件はそれを食用として市場に流してしまったために起こりました。

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コメント

正しい作り方をしていれば、蒸留したものには入らないということですね。
なるほど。
でも回収しちゃったものは、売れないもんね。

なんだかねぇ・・・


投稿: 団長 | 2008年9月16日 (火) 00時03分

エタノールの沸点は78℃で、アフラトキシンの沸点はかなり高いです。ですから、蒸留ではアフラトキシンは残渣の方に残ることになります。一般的に考えれば焼酎にアフラトキシンが含まれているとは考えにくいのですが、焼酎の製造工程がわからなければ安全と言い切るわけにもいきません。

それから焼酎をつくる際に出る焼酎粕(残渣)は産業廃棄物として処理されていますが、最近では再利用されたりしているのではと思います。原料が米である焼酎では残渣も利用価値があるのではないかと思います。

残渣の処理がどうなっているのかまで考えないと、焼酎は飲まないから関係ないやとは言い切れないかもしれません。

投稿: toshizo | 2008年9月14日 (日) 06時53分

ねえねえ、焼酎の原材料に今回の毒物が入っていた場合、蒸留したらなくなるの?
まったくそのまま、商品の瓶の中まで入っていっちゃうの?

ずっと、気になってるので、おしえて~!

投稿: 団長 | 2008年9月13日 (土) 21時53分

腐とるなぁー農水省
もう怖いて!
食の安全を監視するところでもあるのだから、しっかりしてもらわないと。
給料あげへんよ(^^)
日本の農家が可哀そうやね。
良いお米を作る努力をしているのに。
国民は中国の毒餃子を食べさせられたり・・。
中国の富裕層は日本のお米を食べているくらいなのに。
なんで、日本にいる日本人が毒のあるお米を食べさせられる(飲まさせられる)のかなぁ。

投稿: マダム | 2008年9月11日 (木) 08時31分

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