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2007年10月11日 (木)

HONDA CVCCエンジンを開発

 1970年、アメリカでひとつの法案が制定されました。その法案とは通称マスキー法と言われるもので、アメリカの民主党のマスキー上院議員が提案した大気清浄法でした。

 この法律は1975年からガソリン自動車が排出する一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物を当時の排出量の10分の1までに削減することという当時の自動車メーカーにとっては厳しい内容でした。そのような自動車を実現するのは非常に難しいと考えられたからです。実際、この法案によって、当時の米国の有名なスポーツカーが法律をクリアすることができず姿を消すことになりました。日本でも同じ法律が施行され、国産のスポーツカーが姿を消していきました。

 この厳しいマスキー法を世界で先駆けてクリアしたのは本田技研工業でした。ホンダは1969年に自社が販売している自動車に欠陥が見つかり、経営的に非常に厳しい状況にありましたが、F1レース参戦の経験で得た技術を駆使し、マスキー法をクリアする低公害エンジンの開発に取り組みました。

 ホンダの創始者であり当時の社長でもあった本田宗一郎は空冷エンジンでの実現に拘りましたが、空冷エンジンでマスキー法をクリアするのには無理がありました。若手の技術陣は水冷エンジンの採用を主張しましたが、本田宗一郎は頑として首を縦に振りませんでした。技術陣は副社長の藤澤武夫に直談判し、藤澤武夫が本田宗一郎を説得し、水冷エンジンを採用することになりました。

 技術陣の努力はついに実を結び、ホンダは1972年10月11日に世界に先駆けてマスキー法をクリアすることができる「CVCCエンジン」を発表しました。

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