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2007年7月12日 (木)

長ネギの白い部分と緑の部分

 長ネギの白い部分と緑色の部分は植物のどの部分なのでしょうか。野菜として食べられている長ネギはユリ科の植物です。関西方面で好んで食べられている緑色の部分が多い葉ネギと、関東方面で好んで食べられている白い部分が多い根深ネギの2つがありますが、同じネギの仲間です。

 長ネギの皮を剥いでみると白い部分も緑色の部分も同じ1枚の組織であることがわかります。また、白い部分から青い部分にかけて連続して途切れのない平行線の模様がついていることがわかります。

Photo_220

葉ネギはネギの葉の部分を食べ、根深ネギの白いは部分はネギの茎の部分を食べていると考えていた人が多いかもしれません。実はどちらのネギも食べているのは葉です。平行線のような模様は単子葉植物の葉の特長である葉脈です。植物の葉は茎側が表ですから、ネギの場合は内側が葉の表で、ネギの表側が葉の裏になります。ネギの茎は根の近くごくわずかな部分だけです。

 根深ネギを畑で見ると、白い部分が土の中に埋まっていることがわかります。これは人間がネギの成長に合わせてわざと土を盛っているのです。それに対して、葉ネギは土を盛ることはありません。この土を盛った部分が白くなるのです。なぜ根深ネギは土の中にわざと埋められるのでしょうか。土を盛るのは、ネギの葉に光が当たらないようにするためです。光が当たらないということは、光合成ができないということです。光合成ができない部分は緑色になりません。根深ネギはわざと光を当てないことによって白い部分を作っているのです。それに対し葉の部分がすべて光合成を行うことができる葉ネギは全体が緑色になるのです。

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コメント

kitanomizubeさん、コメントありがとうございます。

そういえば、最近、紫アスパラというのがありますね。

投稿: toshizo | 2007年7月12日 (木) 23時03分

ホワイトアスパラと同じですね
ジャガイモもか・・
一般の人には意外に知られていないのかもしれませんね

投稿: kitanomizube | 2007年7月12日 (木) 04時12分

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