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2007年4月25日 (水)

アロエという植物

アロエはユリ科のアロエ属に含まれる植物で、単子葉類の仲間です。

単子葉類というのは子葉の数が1枚のもので、イネやネギ、ユリなどがあります(それに対する双子葉類というのは子葉の数が2枚のものです)。

アロエという名前はアラビア語の苦い(=alloeh)という言葉に由来しています。原産地はアフリカ、アラビア、地中海地方です。

アロエも普通の植物と同じように根、茎、葉をもっています。葉はとても厚く、葉の成分のうち90%以上が水分で、内部はゼリー状になっています。もともと乾燥した地域が原産ですから、葉を厚くして水分が蒸発しにくいように工夫しています。

ところが、乾燥地帯では昼間の乾燥が激しいので、気孔を開いていると水蒸気が大量に失われます。アロエはこの乾燥対策として、昼間は気孔を閉じています。しかし、それでは、光合成に必要な二酸化炭素が取り入れられません。そこで、夜間に気孔を開いて二酸化炭素を取り入れているのです。ですから、気孔の開閉による呼吸は普通の植物と昼夜が逆転しています。

Photo_104

アロエにはたくさんの種類がありますが、日本で主に栽培されているのは「キダチアロエ」と「アロエベラ」です。ギタチアロエは赤い花を咲かせます。アロエベラは黄色い花を咲かせます。写真はギタチアロエです。日本ではギタチアロエの方が普及しています。というのは、ギタチアロエは寒さに強いからです。

ヨーグルトなどに使われているアロエはアロエベラです。ギタチアロエは苦いのですが、アロエベラはギタチアロエに比べると苦みが少ないのです。ですから、ヨーグルトやジュースの原料に使われます。また、化粧品やヘアケア商品の原料に使われているのもアロエベラのほうです。

アロエには抗菌作用や抗炎症作用があります。火傷をしたときなどにアロエ葉の中のゼリーを患部に塗りつけると効果があります。この有効成分は、アロイン・アロエエモジンという物質です。

※写真のアロエは鹿児島県の屋久島のすぐ側にある、口永良部島で撮影したものです。

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